1948-12-12 第4回国会 衆議院 内閣委員会 第3号
○岩本國務大臣 ただいまの北さんの御質問でありますが、われわれも公團法式というものが満点でない。満足でない。こういうふうに考えている点においては旧來とかわらぬのであります。從いまして公團の方式についても種々檢討を加えておりまして、諸般の情勢が整いますならば、これを民間に移すような方式に持つて行きたいと研究を進めているところでございます。
○岩本國務大臣 ただいまの北さんの御質問でありますが、われわれも公團法式というものが満点でない。満足でない。こういうふうに考えている点においては旧來とかわらぬのであります。從いまして公團の方式についても種々檢討を加えておりまして、諸般の情勢が整いますならば、これを民間に移すような方式に持つて行きたいと研究を進めているところでございます。
この人たちの知識經驗というものは、相當尊重せられなければならぬものでありますが、今囘の公團法式によると、一應業界人をシヤツトアウトしてしまうということになるかのように思うのでありますが、その點どの程度まで收容し得るのであるか、あるいは今後公團の役職員になつた者は、全然私的の同種の營業を別個にもつということは許されないと思うのでありますが、その點の限界をこの際お答えを願いたいと思います。
しかのみならず事業者の立場を圧縮し、これに加えるに官僚的な公團法式を採用し、一層の統制強化をなさんとしつつあるところは我々の絶対反対するところであります。
そこで政府のいう流通秩序確立の一環として公團法式というものを更に強化して行くのだというふうに私は考えて、この法案の審議に臨んだわけであります。ところが前囘も申しましたように、政府の説明を聽くにつけて非常な失望を感じたわけであります。
言換えると政府が新しく標榜して世間に大声叱呼しておる、流通秩序の確立ということの一つの方策としての公團法式でなくして、独占禁止法に現在の統制機関がかかるというので、よんどころなくこれに一つの公團という衣を被せて、実体はちつとも現在の統制機関と変らんというふうな極めて便宜的なものになつて、公團という方式に変わることによつて、從來より一層適正な配給が行われるとか、或いはより一層國民大衆に安心さすような民主的
については、現在農林省から御提案になつておりまする數公團について、兩院とも相當の議論のあることは御承知の通りでありまして、現にでき上つた肥料公團の點から考えますると、考え方についてというよりは、實質的には非常に事務職員なり、取扱い職員が殖えまして而も從來やつておりました取扱い業者の待遇等よりは相當數段の待遇を受けたために、率直に申げますと經費はかさむし、人員も殖えて來る、役人の數が殖えて、そうして公團法式
○國務大臣(平野力三君) 從いまして今囘現下の状況に鑑みて、かような公團法式によることが妥當であるという結論に到達いたしたのであります。
もとよりこの運營に當りましては、從來非難をされましたような、官吏が國民に對して非常に不親切であるとか、或いは又官僚機構であつて、につちもさつちもならないというような、そういう固苦しいものではなく、この機關に携わるところの人的要素としては、十分にその間の業界に精通された人を以て構成いたしまして、いわゆる從來の官營、いわゆる役人が仕事をすることの弊害というものは、この公團法式からは抹殺をし拂拭をして行きたいと
○和田國務大臣 御承知のようにこの公團の制度と申しますものは、今の日本の状態のもとにおける統制をやつていきまするための必要上、新しく生れてきた制度でありまして、從つて公團法式そのものにつきましても、先般流通秩序確立の要綱を發表いたしました際に、はつきりうたつております通り、この制度は暫定的な制度である、永久的な制度ではない、近來の日本の危機を突破していくための、流通秩序のためのやむを得ざる制度であるということをはつきりうたつておるのであります
それでは、この公團法式を採用いたしました結果として、はたして現在以上に配給の能率が圓滑化するところの自信があるのか。どういう點において現在以上のよい點が見出されるかということについて、御説明願いたいのでございます。
又これを適正に配給いたしませんと、一層犯罪の根源を釀成するようなことにもなると考えられるのでございまして、その点はどうしても公團法式を取る以外には方法がないのでございますから、御了承を願いたいと存ずるのであります。